病院長あいさつ

久美愛厚生病院ホームページへようこそ

病院長の山本昌幸(やまもと まさゆき)と申します。
当院は岐阜県高山市で地域に根ざした医療を行っています。

当院の歴史をふりかえります。

 昭和10年、肺結核の蔓延などで病に倒れる働き手が多く、地域社会の課題となっていました。大野郡産業組合は組合員を病苦から救おうと病院建設を決議しましたが、開設までは大変な困難の連続でした。

 昭和14年、ようやく開院することができた病院は、久しく美しく愛されるよう「久美愛病院」と名付けられ、山中の集落での訪問診療なども行いました。地域の人々の、地域の人々による、地域の人々のための病院の誕生です。(※1)

 時を経て平成24年5月には、中部縦貫道高山インターチェンジ近くに新築移転しました。専門分化から総合・チーム医療を目指し、医療と介護を統合する「医療介護センター」、放射線科・臨床検査科を総合的に管理する「検査プラザ」などを開設しました。

 また、飛騨地方初となる「緩和ケアセンター」の開設に続き、平成27年、治療・療養から生活へスムーズに移行するための機能構築を目指した「地域包括ケア病棟」を開設しました。

 そして現在、設立当初の伝統を受け継いだ巡回健診事業などの予防医療から、PET検査など最新医療機器を導入したがん治療まで、地域の医療需要に対応し、多くの患者さんに利用していただいています。

 緩和ケアセンターは令和5年10月をもって閉棟いたしましたが、緩和ケアの必要な患者様への支援は一般病棟で引き続き行っております。患者様の心身のケアと安心感を最優先に考え、これまで通りの継続的なサポートを提供してまいります。

 高齢社会をむかえ、医療は生活の中に位置づけられるようになりました。これからも、地域の病院・診療所、介護・福祉施設、そしてご家族とともに協力・協働して、患者さんを支える医療を進めていきたいと存じます。今後とも皆様のご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

(※1)当時の取り組みは海野金一郎先生が執筆された「飛騨の夜明け」に記載されています。平成18年「孤村のともし火」と改題され桂書房から再販されました。


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