【薬局について】
病院理念、薬剤師倫理規定に基づき、専門知識を生かして地域の方々の健康維持に寄与できるよう日々業務に努めています。
【薬局業務概要】 現在、薬剤師8名、医療助手2名のスタッフで業務を行っています。調剤室、注射払い出し室、薬剤管理指導室などそれぞれの部門にて調剤や注射薬払い出し、医薬品の購入・管理・登録、医薬品情報の収集・提供、高カロリー輸液・抗がん剤の調製、薬剤管理指導を含めた病棟での活動等を行っています。
安心で安全な薬物療法のために医療チームの一員として、病棟カンファレンス、感染対策チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病教室、医療安全対策に参加しています。
◆調剤
外来は院外処方が原則ですので、ここでは主に入院患者様に処方されるお薬の調剤を行っています。内服調剤はオーダリング指示を自動錠剤分包機に連動させ1包化しています。また定期処方薬は配薬セットに薬剤師が関わることで安全な投薬につなげています。
◆注射払い出し業務
入院患者様への注射払い出しは自動払い出し機を使用しており、実施する1施行毎に1トレイで払い出しを行っています。病棟直通のオートリフトで搬送することでタイムリーな払い出しが可能です。
◆医薬品管理
麻薬、毒薬、向精神薬、血液製剤の管理を行います。病棟や外来に配置した薬剤の管理(品質、有効期限)を定期的に実施しています。
◆医薬品情報
医薬品の適正使用、安全性確保のため最新の情報(緊急安全性情報、副作用など)をDIニュースとして医療スタッフに提供しています。
◆注射剤混合調製
安全キャビネットとクリーンベンチを使用して抗がん剤と高カロリー輸液の調製を行っています。
検査科では、大きく分けて2つの検査を行なっています。
【検体検査】血液、尿、便などを用いた検査です。
血液検査では赤血球、白血球、血小板等を算定し、貧血や形態異常の有無を調べます。また、感染症や血糖値など、多くの項目も検査しています。尿や便の検査では、赤血球や細菌、糖を調べ異常がないか確認しています。
心臓の動きを見る心エコーや心電図、肺年齢や肺の用量を調べる肺機能検査の他、聴力や脳波の検査も行なっています。また、寝ている時にいびきが止まる“睡眠時無呼吸症候群”の検査や、運動療法(心臓リハビリテーション)を実施するための心肺運動負荷試験(CPX)も行なっています。
【放射線科】
現代の医療において、様々な病気の正確な診断を下すためには、画像診断は必要不可欠なものであります。放射線科ではX線撮影、CT、MRI、血管造影、超音波、ガンマカメラなどの画像診断装置を用いて、ほぼ全ての診療科の画像診断を支えています。
ここで働く診療放射線技師は、医師、看護師と共にチーム医療を担い、安心して患者様により良い診療を受けていただけるよう日々努力をしています。現在の病院の新築に合わせて、放射線機器の整備は大きく進展し、飛騨で唯一のPET-CT装置も導入されました。これで遠方の病院に行かなくても、高山でPET-CT検査が受けられるようになりました。また、近年深刻な社会問題となっている認知症についても、当院のMRIや放射性同位元素を用いた画像診断で、より早期に異常を発見することが可能となりました。
【栄養科】栄養科では、入院患者様のお食事を1日に520食ほど提供しております。
できる限り患者様のご希望に添えるよう、選択食の実施や施行の考慮も行なっております。
調理室内の機器はオール電化です。室内が暑くなりすぎないため、快適な室内で安心・安全に配慮した食事作りが可能です。
また、治療中の方への食事指導や健康教室での食に関する講義等も行い、健康の源である“食”について、栄養科スタッフ一同努力しております。